電子書籍業界の裏話(おまけ) 10万冊配信中というけれど、ホント?

元書店員が告白する電子書籍業界の裏話シリーズ、前回の続き、これにて最後です。

10万冊配信中というけれど、そういう感じがしないカラクリを教えます。

厳密に言うと「冊」ではないのですよ。
どの書店もファイル数をカウントしているのです。
書店によっては立ち読み用の無料サンプルも数の中に入れているので、実際にはどこも3万冊くらいしか配信していないんじゃないでしょうかね。

そもそも市場にデジタル化されたファイルが、まだそんなに存在していないです。

ガラケー上がりの運営会社は、ガラケー時代のコマビューのファイルもカウントしているので、尚更サバ読みしているはずです。

もはや電子書店の「◯万冊配信中」はあてにならないと思ってよいかと。
書店自身も「冊に換算すると何冊あるのか?」と聞かれても答えられないと思います。

 
さてこの電子書籍の裏話シリーズ、けっこう反響があって驚いているのですが、最後に1つだけ書いておきたいことがあります。

ユーザーが一番懸念しているDRM問題ですが、自分は作家さんが動かないと何も起きないと思っています。
大手出版社は頭が固いので手をつけるつもりが全然ないし、一書店だけではどうにもならない問題ですから。

どの書店で購入しても、どんな端末で購入しても、一度買った本やマンガが問題なくずっと読める時代がくるといいっすね〜(遠い目。

以上、電子書籍業界の裏話シリーズでした。

追加:
知人から質問を受けたので回答しました。
「電子書籍はエロマンガしか売れない?」

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