うちの電子書店がつぶれました

自分は元電子書店員なわけですが、自分が所属していた書店がとうとう潰れました。
そうなるとわかっていたから辞めたわけですけど、あの作業が全部無駄になったのかと思うと・・・(号泣。
アプリの開発だけで◯億円をドブに捨てたことに・・・。

元々総合書店だったのですが、アダルト書店に変わったと以前このブログでも書いたことがあります。
総合書店で売れない→アダルトに絞ろう、ということでアダルト書店になったわけですが、決定権を握っているのは現場を知らない上の人たちです。
自分たち現場の人間は全員わかっていました。

売れない書店はエロでも売れない、と。

何故なら、人間誰しもエロマンガばかり読んでいるわけではありません。
一般作品を目当てに書店にやってきて、隣に置いてあるエロマンガに目がいき、好奇心をそそられて立ち読みをし、そのまま買ってしまうという流れが多いかと思います。
だからアダルトだけ置いても書店に人は集まってきません(よっぽどコアな18禁なら別かもしれませんが)。

そしてキーになるのは女性です。
エロマンガを読んでいる人の半分が女性です。
女性がアダルト専門書店なんかにやって来ると思いますか?
いたとしても少数過ぎて話になりませんし、やはり女性は総合書店に行って奥の方にしまい込んであるエロマンガを、こっそり引っ張りだして読んでいると思います。

大企業で要職に就いている人のほとんどは、そういう人間の心理を全然理解していないし、興味のない仕事を「やらされている」から理解しようともしません。
ラノベが何の略かもわからない人たちが電子書店の運営をすることが、そもそもの間違いだったと思います。

弱小が潰れたら今度は大手の淘汰が始まると思いますけど、自分は取次との関係が薄い書店から潰れていくだろうなと思っています。

ビットウェイの取次部門はBookLive!と合併してしまいましたが、MBJはいつhontoと結婚するんだろうなぁと思いながら見ています。

(と、書いたのは今年3月のニュース記事を確認していたからなのですが、5月の記事では「凸版が電子書籍の取次事業を出版デジタル機構へ譲渡した」とのことです。
訂正してお詫びいたします。)

出版社の間では外資(Amazon、Apple)優勢で振り回されるのを嫌がり、国内でガンバローという掛け声だけは上がっているようです。
出版社先導だとまたイタいものしか作れないと思うので、個人的には国内ベンチャーで救世主とか現れて欲しいですね〜。
 

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